Aチーム 深川秋季大会 決勝(11/1)

9月22日の1回戦から3試合を戦い抜き、11月1日、決勝の日を迎えました。

相手は2年前の同大会、Cチームの決勝で戦った深川ジャイアンツさん。


Aチームの決勝戦にはアナウンスが入ります。我がチームからは4年代表のソウタロウ母に出てもらいました。

選手全員打順の順番で紹介されます。


1番 ユウキ

2番 キョウスケ

3番 リョウセイ

4番 リュウ

5番 リク

6番 カツキ

7番 コウシロウ

8番 カイト

9番 モエカ

ヒナコ

ショウエイ

リョウタ


ベンチ前に並んで立っているのは総勢12名の選手。この少ないメンバーでこの日まで戦ってきました。

試合によってはベンチに1人しかおらず、ボールボーイをコーチがやった試合もあったほど。

でもここまできたことが自信になっているのでしょう。1人1人本当に堂々としています。



元加賀先攻で試合開始。

先頭バッターのユウキがセンター前にうまく運び塁に出ます。Aチームともなると、なかなか盗塁が奪えなくなります。

虎視眈々と盗塁のチャンスを狙い、3番リョウセイへの1球目でようやく二盗を決めます。

リョウセイは8球粘ってフォアボールで出塁。1アウト・ランナー1、2塁の場面で頼れるキャプテン、リュウの登場です。

1球目見逃しストライク、2球目空振り、いきなり追い込まれた3球目、リュウのバットがボールを捉えます。右中間まっぷたつのツーベースヒット!

2塁走者ユウキがホームへ還り、元加賀先制点です。しかしこの後、1アウト・ランナー2、3塁と続いていたチャンスを生かすことができず、この回1点どまりで守備へと移ります。


[1回裏]先頭バッターをセカンドフライで仕留めると、続く2番バッターを送球ミスで出塁させてしまった以外は3番、4番をアウトにとり、いい雰囲気で2回表となりました。

続く[2回]は両者とも大きな動きはありませんでしたが、[2回裏]の守備の場面では2アウト目と3アウト目はライトのモエカが非常に冷静にさばいてくれたおかげでとれたアウトでした。

この試合モエカが絡んでとったアウトは合計4つ。元加賀がとったアウト数の実に22.2%を彼女が稼いだことになります。


[3回裏]8番、9番打者を三振、三ゴロで2アウトに仕留め、この回も無難に切り抜けるかと思われたその時、試合が大きく動きます。この回の3番手の打者は相手のキャプテン。カウント2-2のあとの5球目を綺麗に左中間に運ばれ、2アウトランナー2塁となります。

これまでよいペースで投げてきたリュウでしたが、この当たりに動揺したのか突如制球が乱れ始めます。続く2番に2つのワイルドピッチを与え、この2つめのワイルドピッチで先ほどツーベースで出塁した相手キャプテンがホームに還り同点。

2つめのワイルドピッチで2番がフォアボールで出塁すると、あっという間に二盗、三盗を決められ、再び2アウトランナー3塁のピンチとなります。3番にカウント3-1からの5球目、仕留めなければと力んだか、3度目のワイルドピッチ。3塁走者が一気にホームに突っ込み、ついに元加賀は逆転されてしまいました。

以前に対戦した時もそうでしたが、深川ジャイアンツさんの「どんな時でも出塁したからには必ず次の塁を狙う」という姿勢は、さすが全国に名を轟かす強豪チームだと思い知らされます。

3番がまたもフォアボールで出塁すると、4番への6球目がこの回4つめのワイルドピッチに!1塁走者が一気に3塁へと進み、三度(みたび)ピンチです。カウント3-1……7球目はサード方向へ。嫌なバウンドの仕方をした打球をお猿のようにうまく弾んでタイミングよく捕球したのは5年コウシロウ。すばやく1塁へ送球し、追加点のピンチを阻止しました。


[4回]は互いに三者凡退で終了。元加賀1点ビハインドのまま5回へと突入します。


[5回表]打順は1番に返り、ユウキがその選球眼を生かしてフォアボールで出塁します。続くキョウスケが右中間にヒットを放ちノーアウト・ランナー1、2塁としますが、犠打がうまくいかずサードへ向かったユウキがフォースアウトをとられてしまい、1アウト・ランナー1、2塁となりました。

その後4番のリュウがフォアボールで出塁。1アウト満塁の大チャンス。5番リクに投げた4球目を相手キャッチャーが後方へ逸らします!サードランナーのキョウがホームに還り、同点に追いつきました。1アウト・ランナー2、3塁でチャンス続行でしたが、打線がうまく繋がらず、この回の攻撃、同点どまりで終了します。

[5回裏]ジャイアンツさんの打順は8番から。危なげなくツーアウトをとったところで打順は1番に返ります。フルカウントからの6球目、痛烈な当たりがサード方向へ。コウシロウが身体を張って捕りに行ったものの、ボールの勢いに負けファンブル。ランナーを出してしまいます。

2番打者の2球目で1塁走者が二盗を決めると、カウント1-1からの3球目を右中間に運ばれます。2塁ランナーはサードを蹴りホームへ。元加賀、痛恨の3点目をここでゆるしてしまいました。


[6回]は4回同様互いに三者凡退。とうとう試合は[7回]を迎えます。

「逆転するぞ!!!!円陣で全員が誓いました。

1番がショートゴロに倒れたものの、続く2番のキョウスケ、カットカットで粘った11球目をレフト前へ運び、出塁。

3番リョウセイも続きたいところ。カウント2-2からの6球目をライト前へと運びます。盗塁で2塁まで進んでいたキョウスケは3塁まで進み、チーム1の俊足リョウセイもセーフ!1アウトランナー1・3塁です!

そしてこの場面で、いやこの場面だからこそ、この男に打順が回ってきたのでしょう。

キャプテンでエースで、そして不動の4番……リュウ。バッターボックスに入るリュウに元加賀ベンチの期待が降り注ぎます。

同点…いや一発大きな当たりが出れば逆転の可能性も十分です。今バッターボックスに立つ男は、それができる選手なのです。

ベンチからはじっくり待てという指示が出ていて、リュウもそれをよく理解していました。待って、粘って、ここぞで来た好きな球を打つ。こう決めていたはずです。



長い闘い、時にして終わりは一瞬にしてくるものなのかもしれません。

相手の投げた1球目。リュウは待つつもりでした。ところがです。リュウの一番好きなコースにその球は向かってきたのです。

躊躇いと決断……2つの異なる思いが交錯し、ぶつかりリュウの身体を動かします。

ないまぜになった心はバットを振り切ることが出来ず、結果、セカンドゴロでダブルプレーとなり、決勝戦は幕を閉じました。


優勝の二文字をつかむことは出来ませんでしたが、この秋の深川大会で6年生は中学生以降の活動(野球に限らず)に、そして5年生はまもなく来る代替わりに向けて、大切なものを手に入れた気がします。

勝ち切れなかったことは足りないことがあったということ。どうかこの先、その足りなかったものが何なのかをそれぞれが考えつつ、練習を続けていってほしいと思います。


Aチームの優勝をずっと信じて待っていてくれたスタッフと4年生以下の選手たち、現地で自宅で応援してくださった父母の皆さま、本当にありがとうございました!



【平成27年度 深川秋季大会 元加賀全チーム成績・個人成績】


Aチーム:準優勝

Bチーム:3位

Cチーム紅:ベスト8

Cチーム白:1回戦敗退


優秀選手賞:リュウ

努力賞:モエカ

ホームラン賞:ユウキ